1986年に旧国鉄越美南線から第三セクターとして営業を開始しました。
清流長良川沿いを走ることから会社名は長良川鉄道と命名されました。
観光列車ながらに乗車するために全線走破。途中の観光地なども訪れましたので写真を含めなが使用車両や路線図、観光列車ながらの乗車記などご紹介します。長良川鉄道へ訪れる際の参考になればと思います。
Contents
車両
まずは使用車両のご紹介です。現在3形式の車両で運行しています。
ナガラ200形
ナガラ200形はこの201の1両のみです。
ナガラ300形
7両在籍しています。内2両は観光列車ながら用に改造されています。
郡上八幡駅に停車中の観光列車ながら森号 301です。
関駅に停車中の306。
ナガラ500形
3両在籍しています。内1両は2018年に新たな観光列車ながら川風号に改造されました。
503はGJ8マンが描かれています。
それでは長良川鉄道の列車旅をご紹介します。
路線図
まずは路線図から
観光列車ながらの路線図を拝借。
美濃太田~美濃市
先ずは「うだつの上がる町」美濃市へ
美濃太田駅はJRと完全に分離されています。
JRの改札を出たら左へ階段を降りるとホームです。
この日は全線走破なので1日フリー切符を利用しましたが・・
1日フリー切符は有人駅での販売です。
美濃太田駅は9時10分から窓口が開くので前日に購入しておきました。
早朝乗車の場合は購入には注意が必要ですね。
8時12分 美濃太田駅発の列車で「うだつの上がる町並み」美濃市へ向かいました。
美濃市までは市街地を走ります。車窓も普通な感じですね。
美濃市の観光は美濃市駅で降りるのが良いんですが、大正初期に作られた美濃橋にも
行きたかったので一つ先の梅山駅まで乗車です。
因みに美濃橋や小倉公園へは徒歩の場合、梅山の方が近いです。
本来であれば美濃市駅でレンタサイクルを借りればいいのですが・・・
レンタサイクルは9時30分~の営業で・・
時間が間に合いませんでした。
それでは美濃市の観光地を簡単にご紹介します。
美濃市の観光
梅山駅には8時49分に到着です。
今回の訪問順序は下記の通りです。
梅山駅→美濃橋と川湊灯台→小倉公園→うだつの上がる町並み→旧名鉄美濃駅
訪問して来た個所を赤枠で表示してます。
美濃橋と川湊灯台
梅山駅から徒歩で20分くらいですね。
国の重要文化財に指定されています。残念ながら工事中でした。
この長良川に川の灯台があります。川湊の灯台としては全国的にも珍しい貴重な建造物らしいです。
美濃橋から5分くらいです。
小倉公園
金森長近が徳川家康より美濃の地を拝領した時のお城跡地です。
上まで上る時間がなくて・・
うだつの上がる町並み
そしてここからが美濃市のメインの観光スポットです。
うだつの上がる町並み」の様子です。
“うだつ”とは、屋根の両端に作られた防火壁のことです。
「うだつの上がらない」の語源となったとも言われています。
美濃市は和紙も有名です。うだつの上がる町並みに美濃和紙あかりアート館がありますが
この建物も国の重要文化財になっています。
旧名鉄美濃駅
やはり美濃市に来たら寄らないわけにはいきません。
名鉄美濃町線の終着駅で2005年に廃線になりました。
現在3両の車両も展示されています。
駅舎の様子など数枚ご紹介します。
美濃市の観光は1時間半位でした。自転車の方がやはり楽ですね。
美濃市~郡上八幡
美濃市駅を10時29分発の列車で郡上八幡に向かいます。
この10時29分発の列車は定期列車でありながら絶景ポイントで徐行する
ゆら~り眺めて清流列車1号です。
今日のゆら~り眺めて清流列車1号はGJ8マン仕様です。
ゆら~り眺めて清流列車は下記の区間で徐行運転を行います。
湯の洞温泉口~洲原 第一長良川橋梁
八坂~みなみ子宝温泉 第二長良川橋梁
福野~美並苅安 景勝地ポイント
美並苅安~赤池 第三長良川橋梁
赤池~深戸 第四長良川橋梁
深戸~相生 白山トンネル付近と第五長良川橋梁
相生~郡上八幡 長良川沿いと第六長良川橋梁
詳しくは別ページにてご紹介しています。詳しくは記のページでご紹介していますのでご覧ください。
【ゆら~り眺めて清流列車】 ゆら~り眺めて清流列車下り1号の美濃市~郡上八幡に乗車しました。車窓を楽しめる区間は湯の洞温泉口~郡上八幡の間です。車内からの車窓の景色を交えながら乗車方法・運賃・料金・運転日・路線図・・続きを読む |
ゆら~り眺めて清流列車は11時18分に郡上八幡に到着です。
郡上おどりのふるさと郡上八幡
今回は元々郡上八幡による予定はなかったんですが、観光列車ながら1号に
郡上八幡から乗車出来ることが分かったので急遽予定を変更して街中を見てきました。
観光列車ながら1号の発車まで約1時間です。
レンタサイクルを借りましたが・・街中まで10分位要しますね。
チョット1時間ではきつかったですね。
その為か・・・郡上八幡の見どころをすべてご紹介出来ませんが・・
郡上八幡は清流と名水の城下町、郡上おどりのふるさとです。
城下町風景と吉田川から見る郡上八幡城です。
八幡町役場旧庁舎と水の町並み
郡上おどりは日本3大盆踊り、三大民謡に数えれ夏の間30数夜にわたり行われるロングランの盆踊りです。
因みに郡上おどりは郡上八幡博覧館で毎日4回実演をしているようです。
ざ~っぁと 走ってきました。郡上八幡駅には12時10頃到着
中々、風情のある駅ですよ。
では、終着駅 北濃へ列車の旅に戻ります。
郡上八幡~北濃
12時22分発 観光列車ながら1号で北濃に向かいます。
なんと列車に乗って気が付きました。乗客は自分だけ・・
貸し切りです。車内も写真撮り放題です。車内の様子はこんな感じです。
観光列車ながらの詳細は別ページにてご紹介しています。
2016年観光列車「ながら」森号と鮎号がデビューしました。車両はかの有名な水戸岡鋭治さんがデザインを手がけれれています。2018年には川風号もデビューしています。長良川の清流を見ながら観光列車の旅をお楽しみください。今回はビュープランで森号に乗車して来ましたので写真を交えながら列車をご紹介いたします。併せて予約方法・運賃・料金・運転日・時刻表・停車駅・座席表・路線図・オススメ座席・車内の様子・見どころなど・・・続きを読む |
郡上八幡を出た列車は郡上大和に停車後美濃白鳥に停車です。
郡上大和駅付近では正面に白山を見ることも出来ますよ。
乗務しているアテンダンドさんによると郡上八幡~北濃は見どころはあまりないようです。
美濃白鳥では上り列車と交換です。
この美濃白鳥から終点の北濃までは電気設備がない為、列車交換はいまだにタブレットで行います。
この後白山長滝に停車して終点、北濃には13時ちょうど 定刻に到着です。
北濃駅には転車台が今なお残っています。
実は訪れた12月21日をもって北濃駅の有名な食堂「花まんま」さんが営業最終日でした。
長い間、お疲れ様でした。
長良川鉄道に乗れるツアーのご紹介
ここでは長良川鉄道に乗れる旅行会社のツアーをご紹介します。
鉄道の旅特集のページからご希望のツアーをお探しください。
近畿日本ツーリスト 観光列車・寝台列車の旅 近畿日本ツーリストでは列車に乗ること自体が、旅の目的になる観光列車や寝台列車のツアーを 数多く設定しています。 |
エースJTB列車の旅 期間限定列車やローカル線の旅、寝台列車、SLから観光列車まで多くの列車の ツアーが設定されています。 |
観光列車ながら2号
さて、ここからは美濃太田に向かって観光列車ながらで戻ります。
帰りは他の乗客の方も乗ってこられました。
13時11分発です。北濃駅での滞在時間は11分 チョット忙しかったです。
列車は山合を抜けると郡上大和付近から再び長良川沿いを走ります。
万場~郡上大和間では第七長良川橋梁を渡ります。
自然園前~郡上八幡の間の車窓からの景色です。長良川沿いを走ります。
郡上八幡には13時52分に到着
この郡上八幡で20分間停車します。本来であれば、ここでランチプランやスイーツプランの鮎号を後ろに連結するんですが、今回は鮎号運休の為このまま美濃太田へ向かいます。
郡上八幡を出てからは往路と同じ9か所の絶景ポイントで徐行運転しながら美濃市に停車して関へ
この絶景ポイントの区間の詳細は別ページにて近日中に公開します。
15時02分 関駅に到着。ここでアテンダンドさんの乗務が交代です。
又この日は回送扱いで後ろに一般車両を連結です。(ちなみに往路ゆら~り眺めて清流列車に使用した車両でした。)
ここからは市街地を美濃太田まで快走します。
定刻 15時24分 美濃太田に到着。
7時間ほどの長良川鉄道の旅を満喫しました。
次回、ランチプランに乗車してみたいですね。