静岡県富士市の富士駅と山梨県甲府市の甲府駅を結ぶ路線で総距離88.4km 駅数は39駅 首都圏から比較的近いローカル線です。全線走破は40年程前ですが2018年8月に青春18きっぷを使って久しぶりに全線走破して来ました。
今回、乗車した列車は富士発10時20分発甲府行きです。記事のご紹介は富士駅から甲府駅に向かって路線図も交えながらオススメ座席等をご紹介しています。
富士~沼久保間の写真については以前に富士山の車窓からの景色を撮るために冬に2度程沼久保迄訪れた写真を含めながらご紹介しています。
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使用車両
特急列車として373系3両編成が使用されています。
静岡と甲府を結ぶ特急「ワイドビューふじがわ」号 身延駅にて
普通列車の主力は313系3000番台の2両編成と2000番台の3両編成です。
因みに2両編成はセミクロスシート車 3両編成はロングシート車です。
身延駅に停車中の313系 普通列車
運行形態
身延線の主な運行形態は下記の通りです。
特急列車:静岡ー甲府間 1日7往復
普通列車:富士ー甲府間 1日12往復(直通列車)
この他普通列車は
富士ー西富士宮間で日中20分~30分間隔で運行
甲府ー鰍沢口間で日中20分~40分間隔で運行
それではこれから車窓をご紹介します。
富士 駅 ー 沼久保 駅 間
身延線の中でこの区間が世界遺産の富士山を間近に見える、絶景区間です。富士山の車窓からの景色をご紹介します。
富士駅を出た列車は右に大きくカーブを描きます。右に見えていた富士山は柚木駅で正面。さらに右へカーブし一度左手に見えます。その後、左手にカーブし富士山は右手に西富士宮まで進みます。西富士宮を出て列車は左手に大きくカーブを描き再度左手に見えます。沼久保に到着すると富士山とはお別れです。
路線図(富士-沼久保)
富士山の見えるポイントを図で紹介しています。
柚木 駅
この駅では富士山は正面です。
柚木 駅 ー 竪堀 駅 間
この区間までは富士山は正面
竪堀 駅
ここで一度富士山は左手に入山瀬駅に入線前まで左手です。
竪堀 駅 ー 入山瀬 駅 間
進行方向左手に見える富士山
これは冬の景色です。(2018年1月撮影)
これは夏の景色
2018年8月撮影
入山瀬 駅
ここから富士山は右手です。
入山瀬 駅ー 富士根 駅 間
富士根 駅
源道寺 駅
富士宮駅
2017年12月 静岡県富士山世界遺産センターがオープンしました。
入館料は大人¥300-と、とてもお手頃です。詳しくは静岡県富士山世界遺産センターまで
世界遺産センター外観とセンター鳥居からの富士山の眺めです。
この日は上空に寒気が入ったのか?湿った空気が海上から流れたのか?午前中は雲が無かった山頂付近も、、ものの10分で雲が湧いてきました。
世界遺産センター 展望ホールからの富士山眺めです。
富士山世界遺産センターからほど近い所に富士山本宮浅間大社があります。
どちらも、富士宮駅から徒歩10分程です。
富士宮 駅 ー 西富士宮 駅 間
この区間は都市部で高架になっています。
富士山が良く見えます。
2018年1月撮影
夏の写真です。
2018年8月撮影
西富士宮 駅 ー 沼久保 駅 間
西富士宮を出た列車は大きく左へカーブし富士山は左手に
この区間の富士山が個人的には1番の絶景かなと思っています。2017年1月に撮影
こちらは2018年8月に撮影 夏の写真です。
沼久保 駅
沼久保駅ホームからの富士山と駅前の県道からの富士山
この景色を撮るにはチョット苦労しますね。列車の本数が極端に少ないからです。
富士から往復するのであれば
富士14:17-沼久保14:47 沼久保14:59-富士15:29が一番滞在時間が短くて良いのでは
(2018年8月現在の時刻です。)
ちなみに沼久保駅は何もありません。(トイレもありません)
沼久保 駅 - 身延 駅 間
沼久保を過ぎると進行方向左手に日本三大急流の一つ富士川が見えてきます。
身延迄しばらくは富士川の景色を眺めながら進みます。
芝川 駅 ― 稲子 駅 間
十島 駅 ― 井出 駅 間
井出 駅 ― 寄畑 駅 間
内船 駅 ― 甲斐大島 駅 間
甲斐大島 駅 ― 身延 駅 間
身延 駅 ― 甲府 駅 間
身延駅を出た列車は甲斐岩間迄は山間部を走りますが、甲斐岩間から甲府まで甲府盆地の中市街地を走ります。
残念ながらこの区間は車窓的にはあまり見どころはありません。
オススメ座席
富士から乗車した場合は進行方向左側の座席が良いでしょう。
実際、富士山を眺められる時間は右側の方が長いですが、最大の見どころの西富士宮~沼久保間は富士山は左手ですし、富士川もずっと左側です。