乗車記

【乗車記】いつもの列車で観光気分!花咲線。混雑状況や車窓からの景色等をご紹介

2018年6月から試験的に運行を開始した「いつもの列車で観光気分」。今回、大人の休日俱楽部パス使って乗車して来ました。運転日・時刻表・停車駅・混雑状況・徐行区間や車窓からの景色・車内の様子等をご紹介します。

Contents

運転日

毎日運転していますが、観光気分が味わえる音声ガイドや徐行運転の実施期間は下記の通りです。
実施期間:音声ガイドは通年 徐行運転は2019年11月末まで(予定)

時刻表と停車駅

「いつもの列車で観光気分」の時刻と停車駅は下記の通りです。下り列車は茶内駅で4分停車 上り「いつもの列車で観光気分」と交換します。

混雑状況及び予測

乗車したのは6月の下旬の平日ですが、上り・下り共乗車率は6割程でした。(これは大人の休日俱楽部パスの影響がかなり出ているように感じました。)

いつもの列車で観光気分

 

車内の乗車状況です。そこそこ席が埋まっています。

これから青春18きっぷの時期になると乗車率は上がると思います。
但し、首都圏から青春18きっぷで根室まで2日半掛かるんですね。果たしてどの位若者が根室へ向かうか楽しみです。

 

 

観光気分が味わえる区間

この列車の特徴は通常の列車でありながら絶景区間で徐行運転をするのと合わせて音声ガイドが流れる事です。

徐行区間:別寒辺牛湿原付近(厚岸〜糸魚沢駅間)、落石海岸付近(別当賀駅〜落石駅間)
音声ガイドの実施区間
(釧路→根室行き)東釧路駅、別寒辺牛湿原付近(厚岸〜糸魚沢駅間)、落石海岸付近(別当賀駅〜落石駅間)、東根室駅
(根室→釧路行き)東根室駅、落石海岸付近(別当賀駅〜落石駅間)、別寒辺牛湿原付近(厚岸〜糸魚沢駅間)、別保駅

花咲線の美しい車窓区間で列車の速度を落としてゆっくりと走ります。また、東根室駅の停車時間を拡大し、日本最東端の駅での記念撮影を楽しむことができます。

座席は釧路→根室行きの場合は進行方向、右側がベスト
根室→釧路行きの場合はは進行方向、左側がベスト

乗車記・車窓からの景色

2018年6月28日 根室発に乗車して来ました。前日、釧路に宿泊していたので釧路発5時35分の快速「はなさき」で向かいました。「はなさき」の乗車記録はこちらをご覧ください。
根室に到着後、そのまま車内に残り海側の席を取る予定でしたが・・この姑息な手段は使えません。
一度、車内から出され、尚且つ駅から出されてしまいます。あえなく根室の改札を出ると乗車待ちのお客さんが7,8人いました。
これで海側席の確保は難しいかな・・・と思いきや・・進行方向と逆向きですが海側席を確保出来・・ました。

いつもの列車で観光気分 いつもの列車で観光気分

 

 

 

 

根室駅と出発前の「いつもの列車で観光気分」今日の使用車両は「ルパン三世」ラッピングした列車です。

「いつもの列車で観光気分」は定刻8時18分に発車です。

いつもの列車で観光気分 いつもの列車で観光気分

 

 

 

 

 

早速最初の見どころです。最東端の駅、東根室に到着です。
ボランティアでしょうか?ガイドの方がいらっしゃました。

列車は2分停車後、通常通り運行します。
(2019年3月16日のダイヤ改正で東根室駅での撮影は出来ないでしょう)

次の見どころは落石駅〜別当賀駅間の落石海岸付近です。この場所は撮り鉄さんでも
有名な場所ですね。通過時刻は8時45分頃です。

いつもの列車で観光気分

運転席の後ろからの写真です。

いつもの列車で観光気分 いつもの列車で観光気分

 

 

 

 

座席からの写真です。
ここでは音声ガイドが流れます。音声ガイドに合わせて徐行運転をします。
音声ガイドは徐行場所の前からセットしてください。ガイドが流れる場所に列車が到着すると、自動で流れます。イヤホンのご準備をお忘れなく!

いつもの列車で観光気分

海側と反対側の写真です。海側の席が取れなくても北海道らしい広大な景色が楽しめめます。

列車は最初の徐行区間を過ぎるといつもの列車に戻ります。

9時34分列車は茶内駅に到着です。ここでは下り「いつもの列車で観光気分」と交換です。

下りの「いつもの列車で観光気分」も6割程の乗車でしたね。

列車は定刻、茶内駅を出発して次の見どころへ

糸魚沢駅~厚岸駅間には9時45分頃から徐行運転が始まります。この付近は別寒辺牛湿原で日本で50登録されているラムサール条約の1つです。
(ちなみにすぐ近くに釧路湿原がありますがこちらもラムサール条約の1つです。釧路湿原へはくしろ湿原ノロッコ号が便利です。詳しくはこちらをご覧ください。)

いつもの列車で観光気分 いつもの列車で観光気分

 

 

 

 

ここから画像をご紹介します。

いつもの列車で観光気分

ここでも音声ガイドが流れますイヤホンのご準備をお忘れなく。

いつもの列車で観光気分 いつもの列車で観光気分

 

 

 

 

こちらも進行方向左手になります。(上り列車)

徐行区間が終わると間もなく厚岸駅に到着です。
厚岸駅では事前に予約すると「かきめし」を購入することが出来ますが、木曜日は定休日です。
乗車した日が木曜日でした。残念です。

厚岸駅を出た列車は一路、釧路へ。途中、山合にも入り運が良ければエゾシカに遭遇するかも。
目を凝らして車窓をお楽しみください。

パンフレットの案内では別保駅でも音声ガイドが流れるはずですが・・
上手く機能しませんでした。

列車は定刻、釧路に到着しました。
試験的な試みですが、非常に良かったですね。北海道には数多くの絶景路線があり、「北海道の恵み」シリーズも運行を開始しましましたので、是非他路線でも実際して頂きたいでね。
「北海道の恵み」シリーズはこちらをご覧ください。

徐行運転区間の追加

平成31年3月16日~平成31年11月末(予定)まで下記の区間でも徐行運転を行うそうです。
(徐行追加区間は4月26日から実施)
徐行運転区間
下り
門静~厚岸間 糸魚沢~茶内 姉別~厚床
上り
厚岸~門静 厚床~姉別 別当賀~厚床

音声ガイドの使い方

お手持ちのスマートフォン又はタブレットで無料アプリ「SkyDeskMediaTrek」をダウンロードしてしてください。

 

ダウンロードしたらアプリを起動してください。

起動しららブックストアをタップしてください。

 

 

 

 

 

 

タップすると左の画面になります。

花咲線を選択して終了です。

後は、音声ガイドが流れる近くに
なったら「SkyDeskMediaTrek」を
起動して、イヤホンを付けて下さい。
自動で音声ガイドが流れます。

 

 

使用車両 キハ54系

花咲線の主役はキハ54系です。車内は転換クロスシートですが、座席が固定されていて座席が方向転換出来ない車両も存在します。この車両が曲者で座席が固定されている分、窓がない座席が存在します。

今回、ルパン三世のラッピングした列車の車内を撮影したので座席をご紹介します。

いつもの列車で観光気分 いつもの列車で観光気分

 

 

 

 

 

窓がない席がありますね。

いつもの列車で観光気分 いつもの列車で観光気分

 

 

 

 

 

車両の真ん中付近は4人用BOXです。それと車内の全景。
シートは良いですけどね・・・

因みにルパン三世のラッピングはモンキー・パンチ氏の浜中出身である事からラッピング車を運行しているようです。又浜中町ではモンキー・パンチプロジェクトを立ち上げ、地域活性化に取り組んでいるようです。

 

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